2010年12月20日月曜日

仕事は農業~カフェへの道#1

本日、ある町の農業委員会で、農地法第3条申請の許可が下りた。

どういうことかというと、農地を売りたい買いたい、という申請を農業委員会に出して、審査の結果、OKとなったのだ。

私は買主。卒サラの新規営農参入者。これで職業は農業、と胸を張って言える。

農地は、資材置き場にされたり、宅地にして売られたりすると農地がなくなってしまうから、簡単には売買できない。農地は、売買価格も固定資産税も安いが、これは食べ物を作る農地だからの措置。

今日、町役場の2階で開かれた委員会に出席すると、委員の方がずらり。みんな農業のプロなんだろう。大学院で農業を学んでいる、なんて言ってもほとんど効果がない。ブルーベリーを作りたい、と営農計画を説明したが、ブルベリーは金にならない、とあっさり。農業は甘くないよ、ということだ。

でも、こんなこと、ここで言っていいのかどうか、とカフェの計画を話しだしたら、風向きが変わった。

農業では収入が得られないと思うので将来的にはカフェを開きたい。カフェでブルーベリーの加工品を提供したい、と踏み込んだ。次の瞬間、委員の方が身を乗り出してきた、ような気がした。

最後は、意欲を示してもらえれば、ということで聴聞は終わった。

夕刻、農業委員会の事務局から電話。許可が下りた、ということだった。

問題はこれから。土地を手に入れても、農業をうまく成功させなければならない。作物は生き物。土を作り、育てる。次に、カフェをオープンするのだ。広い自然の中で、農園のあるカフェ。その実現に向けて動き出した。

4 件のコメント:

  1. 夢の実現に向かって頑張って下さい。カフェの成功をお祈り致します。

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  2. また一歩、前に踏み出しました。このブログで経過報告を書いていきます。次第に具体的に。

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  3. 話がすごく生々しいですね。
    いよいよ始められるんですね。
    経過を楽しみにします。

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  4. 今日は大学で、外食産業と果樹の専門家に相談しました。外食産業の先生は、喫茶店だけでは難しいです、ときっぱり。もとより承知の事実で、6次産業化を目指していることを説明しました。果樹の先生は、卒業生から果樹農家をやろうとする人間が出ることがとてもうれしそうでした。どちらの先生も、いつでも来てください、と今後も相談に乗っていただけそうです。

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