2012年6月29日金曜日

再び、南蔵王縦走

写真の右から前烏帽子、後烏帽子、屏風、馬ノ神、水引入道、南屏風、不忘。

梅雨の谷間の快晴の日。これらの山々を巡る南蔵王コースを縦走しました。











縦走の前日、蔵王エコーラインの駒草平でコマクサを堪能。






そして蔵王のシンボル、御釜をしっかり目に焼き付けました。














再び快晴の翌日。蔵王エコ-ラインの刈田岳入口から白石スキー場へ向けて縦走。












芝草平ではチングルマが乱舞しています。




宮城県の最高峰屏風岳。一等三角点があります。最高ポイントは1825mで、この縦看の位置より少し北側です。











屏風岳からは cafe fua 前の七日原セントラルロードがはっきり望めました。
手前のグリーンが蔵王ハートランド牧場です。




6月の南蔵王は、タカネバラ、ハクサンイチゲなど花盛りです。

タカネバラ
イワカガミ




ハクサンイチゲ


ミツバオウレン

2012年6月24日日曜日

IN

4月29日。プレオープンの日。駐車場ができた、と喜んでいたら、道路近くから水が出ています。

ん? 湧水? そんなわけはありません。

水道管にヒビ? ちゃんと避けたはずなのに。

そういえば、ここは・・・農業用水路が入っていた。

忘れていました。


ともかく道路側から入って来れないようにロープを張り入口封鎖です。


連休。七日原は大雨になりました。

側溝があふれ、あっという間に入り口の砕石が流れてしまいました。

雨が止んでも、水は止まらず。

農業用水路を管理されてるご近所の方が見ても、原因が不明。

上部の止水栓を止めても水が止まらないのでそうです。

ひょっとしたら水道管?

蔵王町役場の人が水質検査したら、塩素は含まれていません。

水道管ではありませんでした。

別のご近所の方が、この地を離れた長老に古い農業用水路のことを聞いてみたら、と指摘してくださいました。

長老に聞いた止水栓を止めても水は止まらず。


ともかく掘ってみよう、となったのは5月23日のこと。

掘ってみたら、農業用水路のハダカンが2カ所で割れていました。

何十年も前、地元の方が手で掘って埋め込んだ配管です。

整備した時は1m以上したに敷設されましたが、表面の黒土が水はけのよいグランド用として数十センチも削り取られたため、わずか40センチほどの深さしかありませんでした。

これでは駐車場工事で加圧したらひとたまりもありません。ましてや車が上を通ったら、壊れて当然だったようです。

農業用水路は下流の止水栓を締めたら止まりました。別のルートの水が下流から逆流していたようです。

そして、ようやく修理。2カ所ジョイント。

修理はすべて、ご近所の方が直してくださいました。

お礼は?

いらない、というのです。

自分たちの共用設備で、自分たちで直すのが決まり、とか。

それにしても・・・。

しょうがないので、その晩、一升持って挨拶に行きました。






このままではまだ、車は駐車場に入れません。

農業用水路の上部を補強し、側溝で水があふれても砂利が流れないようにするため、コンクリートを打つことにしました。

コンクリートを入れるスペースは自分で掘りました。

そこを、転圧して、ミキサー車からコンクリートを注入。

3日経って完成です。





最後に、「IN」という看板を側に付けました。桜の木を地面に打ち込み、その上をチェンソーで削り、「IN」の看板をはめ込み、クサビで固定しました。


駐車場の入り口には、余ったコンクリートのオブジェ。その上に cafe fua  のロゴをしっかり刻んであります。いい加減乾いてから刻んだものだから、かなりボロボロなのですが。




2012年6月3日日曜日

月桂樹の新芽が!

4年前の4月。暖かい沖縄から雪の山形へ転勤になった際、スーツケースに30cmほどの月桂樹を入れました。

浦添で歯科医を営むC先生が「カレーに入れると美味しいよ~」って庭から掘り起こしてくれたものです。

それを山形のアパートで鉢に植え、さらに少し大きな鉢に植え替え、会社を辞めて仙台に移り住んだ際も持ち運びました。

月桂樹は少しずつ大きくなり、昨年秋にはみやぎ蔵王の cafe fua に地植えしました。



月桂樹は立派に根付いた、ようでした。













ところがこの冬は雪が多かった。

風も強かった。

南国の月桂樹には刺激が強すぎたのでしょうか。

雪が融けたら、月桂樹の葉はすっかり落ちてしまいました。

辺りの木々に新芽が出ても、そんな気配はありません。

木は、枯れてしまったのです。

この4年間、大切に育ててきたのに・・・。

沖縄から、大事に持ってきたのに・・・。

地植えしなければよかった・・・。





ところが、その根元に緑が。


新芽です。

まさかな~。

月桂樹じゃないだろうな~。

でも、月桂樹だったら・・・。

まさかな~。


先週、宮城県の国定公園担当の方が cafe fua にいらっしゃいました。

その方が植物に詳しいので、見ていただいたら、

なんと、月桂樹の新芽、とのこと。

月桂樹が芽を出したのです。

念のため、
「この辺じゃ地植えは無理でしょうね~。冬になる前に鉢に植え替えた方がいいのでしょうか?」 
って聞いてみたら、

なんと、「大丈夫です。もう根づいてますから。植物には耐性があるんですよ」
とのご返事。

そう、沖縄の月桂樹はみやぎ蔵王で蘇ったのです。

2012年6月1日金曜日

スズメ救出作戦


今日金曜日の cafe fua はお客様がいらっしゃいません。

そんな昼下がり、左側から妙な音が。カサカサッ、カサカサッ。BGMでかけていたジャズの音?

左側のスピーカーに耳を傾けても、そんな音は・・・。と、煙突から音が。

バタバタバタ。小鳥が迷い込んだようです。

煙突に小鳥が入る。お客様から話には聞いていましたが初めての経験。

ストーブをそっと開けましたが何もいません。まだ煙突の中から音が聞こえます。



この煙突から小鳥が入ったのは間違いありません。


小鳥は室内の煙突をズーッと落ちてきて、薪ストーブのすぐ上でバタバタバタ羽を震わせていました。


















昨年末、ストーブ屋さんに煙突を点検していただいたのを思い出しながら、煙突をストーブから外すことにしました。

まず、灰が飛散するのを防ぐため、ストーブ内の灰を清掃。

続いて、ストーブに固定しているビスを外し、煙突をグイグイグイと上に押し上げます。

すると少しずつ煙突が上にせり上がりました。

ようやく煙突をずらすことが出来、懐中電灯で中を照らすと、いました。スズメです。

こんな小さなやつがバタバタバタ。羽を震わせていたのです。
捕まえようとすると、いなくなってしまいました。

念のためストーブの正面扉を開けると、いました。スズメが。

弱っているようです。ポリ袋を用意して、そうっと。捕まえました。


もうだめだろうか。

と思いつつ、裏庭に置こうとした瞬間、スズメは勢いよく飛び立って行きました。

スズメは元気でした。