セルビアの物理学者、ミルティン・ミランコビッチ(1879~1958)の理論は生前、証明が難しかったが、南極やグリーンランドの氷のデータ(氷床コア)で太古の温度変化がわかるようになり、事実と見られるようになってきた。
地球は氷期と間氷期を繰り返しており、今は間氷期。マンモスのいた氷期に比べれば高い気温だが、恐竜が全盛時代を迎えていた1億年前に比べれば、気温が低い。ミランコビッチの理論によれば、地球の気温は上昇中で、今後3万年間、次の氷期に入ることはない。
図はIPCC(気象変動に関する政府間パネル)の第4次報告書から。
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