この地、蔵王町遠刈田温泉でカフェを開いてよかったと思えることの一つに、様々な出会いがあります。サラリーマン時代には考えられなかった出会いです。
ご近所の方がお客様としてお出でになり、梨の選定木を薪材としていただける、というきっかけで知り合いになった同じ町内の梨農家さん。その日採れたてのめちゃくちゃ美味しい梨を買うことができます。こちらの梨農家さんではリンゴや桃、キウイも作っています。
ですから、果物の季節には毎週、新鮮な梨や桃を買いに行きます。
スーパーじゃなくて、農家に買いに行くのです。
農家に買いに行く言えば店使うレタスも、使うその日の朝に買いに行きます。ご近所の農家へ。
買いに行くと、その時に畑から採ってきてくれるのです。瑞々しいパリッパリのレタスを。数日前に収穫したというレタスも都会のスーパーで売っているものとは雲泥の差なのですが、採りたてのレタスの新鮮さは見ているだけで惚れ惚れします。
卵もたまご屋さんから直接買います。隣町、白石市の
竹鶏ファームです。
同じ町内の
ざおうハーブで開かれたイベントで知り合いになり、最初は2パック程度、今では1度に90個購入しています。
こちらのミニトマト。こちらはご近所で家庭菜園をやっている方からのいただきもの。アーチ型の棚に鈴なりになっていました。
ご近所の方々からは都会では考えられなかった有形無形のお世話になっています。
またカフェをやっていればこそ、様々な方がいらっしゃり、面白いお話や楽しい話を伺います。
店で使うカップはご近所の陶芸家さん、
元窯に頼みました。これも都会だったらお店に注文するか、ネットで購入することになるのでしょうか。普段よく会う陶芸家さんに簡単なイメージを伝え、それを具象化していただきました。
カップは現在、新しいロゴとともに新しいデザインで新登場する予定です。
こちらの小屋。これも知人の知人である製材屋さんからいただいた廃材で作っています。基礎や屋根材はホームセンターで購入しましたが、ほとんど廃材で仕上げました。梁をたくさん入れ、頑丈に作っています。
ご近所の古代植物研究家の方には庭を整備していただき、また別のご近所の方には天然の舞茸をいただき、時にはお客様にスーパーカーに乗せていただき、様々な出会いに本当に感謝しています。