仙台駅前のビルAERで開かれた仙台市産業振興事業団主催「コーヒーとブランディング」というタイトルのセミナーに参加してきました。「コーヒー」を通じて「企業価値と商品価値の伝え方」を学ぶセミナーです。「激戦のコーヒー業界に学ぶ、ブランド力の育て方」という副題がついていました。おそらく仙台市内でもスターバックス、コメダ珈琲、星乃珈琲などが次々と進出していることを意識しているのでしょう。
第1部ではUCCでSNS(ツイッターなどネットの”口コミ”)を担当する吉場さんが同社のブランド戦略を講演。第2部では仙台市内のコーヒー・カフェ店経営者によるパネルディスカッションでした。
この第2部が興味深かったので、簡単にご紹介します。
パネルディスカッションには、cafe mon st. lou(カフェモンサルー)の大内さん、book cafe 火星の庭の前野さん、ネルソンコーヒーの里舘さん、ほの香の高橋さんが登壇しました。
カフェモンサルーさんは2001年から、火星の森さんは2000年から、ネルソンコーヒーさんは1985年から、そしてほの香さんは2002年からお店をオープンされています。
それぞれ特徴があり、カフェモンサルーさんはエスプレッソマシンを使いながらもあえてラテ系を作らないサービス。「オーナーさんの笑顔が素敵」と言われることに誇りを持ち、帰られるお客様に「お気をつけて」と声をかけることにこだわっています。火星の庭さんは古本屋さんを兼ねたカフェ。「寛容さ」を心がけ、「ルールを決めない」ことがモットーです。ネルソンコーヒーさんはコーヒーの新鮮さにこだわった自家焙煎。UCC出身の社長、里舘さんが「煎り立てのコーヒーの美味しさに感激して開業した」とだけあって、豆の鮮度に厳格です。ほの香さんは地元密着のコーヒー専門店。創業者であるコーヒー焙煎士のお母様がこだわっている「変わらないこと」に高橋さんもこだわっています。
会場から出た「ブランディングで何をやらないか?」という質問に対して、火星の庭さんは「アルバイトを雇わない」、ほの香さんは「食事の種類を増やさない」と答えたことが印象的でした。カフェモンサルーさんも夫婦二人だけで経営しているそうです。
「仙台という地元のためには?」という質問に対しては、カフェモンサルーさんは「(お客様の)『止まり木』になれたらうれしい」。火星の庭さんは「単に飲食をする場ではない空間を作る」。ネルソンコーヒーさんは「スタッフが独立していける環境を作る」。ほの香さんは「地域のために汗をかく」。
儲け方、という話よりも、お客様が立ち寄りやすい空間を作る、それが経営の安定に繋がる、という”結論”。充実した2時間となりました。
今晩は
返信削除素敵な勉強会でしたね。
「儲け方、という話よりも、お客様が立ち寄りやすい空間を作る、それが経営の安定に繋がる、という”結論”。充実した2時間となりました。」との結論!
今cafe fuaさんで 実行なされていつ事、そのままでしたね!
今cafe fuaさんで 実行なされていつ事、そのままでしたね! →訂正文です:今cafe fuaさんで 実行なされている事、そのままでしたね!
返信削除失礼いたしました。
higasikoujiさん、いつも大変ありがとうございます。
削除こちらはお客様との会話で楽しませていただき、さらにお代も頂戴し、赤面のお言葉です。
これからもどうぞお出でいただき、楽しいお話を拝聴させてください。