東北楽天ゴールデンイーグルスが好調である。
球団創設5年目にして初の上位進出。それどころか今日のロッテ戦勝利で、金曜日のオリックス戦で勝利すれば、本拠地、仙台でのクライマックスシリーズ開催までこぎつけた。
7日夜の試合終了時点でパリーグ2位の楽天の勝率は0.543。これに対し3位のソフトバンクは勝率0.529。もしソフトバンクがただ1試合残っている11日の楽天戦に勝てば0.532が最終勝率となる。しかし楽天が次の試合、9日のオリックス戦に勝てば、残り2試合負けたとしても最終勝率は0.538。ソフトバンクに最終勝率で0.006上回る計算になり、2位が確定。つまり、本拠地仙台でのクライマックスシリーズ開催が決まる。
今期で引退が決まっている野村克也監督への花向けができる。
というより、「100万都市・仙台」といっても、元々地味な東北の街。自己主張を嫌う東北人が、「おらが街の球団が認められたんだ」と控え目な満足感に浸り、じわ~っと盛り上がりを見せ始めた。
「CS」と言ってもピンと来ないが、「CSに勝てば日本シリーズ」となればわかりやすい。
楽天の勝利は、プロ野球にまったく関心がなかった人まで巻き込んで、仙台の街を大いに盛り上げている。
写真は、楽天とはまったく関係がない、千葉県にあるパン屋さん2階のランチ。山盛りのパンが出て、食べきれない分は袋に入れて持ち帰れる。