今の季節。一日中ウグイスの音が聴こえている。朝は、キツツキが木を叩く乾いた音がかすかに、でも確実に響き渡る。
窓の下に小鳥がやってきた。ネットで調べてみると、カワラヒワ。ガラス越しに写真を撮っても気づく様子はない。虫だろうか、野草の種だろうか、ついばんでいる。
先日は、日中、隣の畑を横切るキツネを見た。尻尾が大きく、正にキツネ。陽の光が燦々と降り注ぐ中、休眠中のダイコン畑を渡って行った。
蔵王~仙台間の農地にはイノシシも現れる。黄昏の闇に紛れて大きなイノシシが畑で何かを食べていた。一瞬、子牛?と思ったが、よく見たらイノシシ。イノシシは農家を困らせる害獣だが、こうやって自然のイノシシを見ると、日本の自然もまだまだ捨てたもんじゃない、と思ってしまう。
カモシカも見た。川崎町と蔵王町の境にある標高400メートルのすずらん峠。車を走らせていたら、道路の左際に何か動物? 目がかわいい。その瞬間は動物の名前が浮かばない。あっ、カモシカだ。それも大きい。通り過ぎて車を止めたら、道路を渡りこちらを見ている。
助手席にカメラを置いていたことを思い出し、カメラを手に取った時には、既に山の中へ消えた後だった。
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