2015年3月30日月曜日

こどもって・・・いいなぁ



子育てをとうに終えた私達にとって、小さい

お客様は新鮮でかわいい、

そしてイイ刺激になります。


親子4人でのご来店。

飲食中、6ヶ月だという赤ちゃんが

ぐずりだしたのでちょっとだっこ。


バブバブしていましたがそのうちスースーと

軽い寝息が聞こえてきました。



暫くだっこしていると重くなってきたのでソファー席に移動します。

すると5歳のおねえちゃんもやって来て、保育園の話や買ったばかりの7人乗りの新車のことをたく

さん話して聞かせてくれました。



帰り際ご両親が

「びっくりしました。娘が親以外に抱っこして寝たのは初めてです。おかげでゆっくりコーヒーが飲め

ました。ありがとうございます。」

この言葉を素直に受け取り有頂天に嬉しくなった私です。

こちらこそありがとうございました。




知人のWさんの、中学生の娘さんが

コーヒーに興味を持ち始めました。

焙煎やコーヒーの抽出方法などについて

話をして欲しいと依頼を受けていたのです。

春休みになった昨日の閉店後、家族で

やってきました。


この三姉妹の末っ子ちゃんが面白い!

大人顔負けの会話で、始終笑いっぱなし。

傷んだ脳にだいぶ酸素を送り込むことができま

した。

ありがとう。


そして、子供って言ったら失礼になる

大人の美人姉妹。

「Sです。ケーキを3人分とっておいてくださ

い」

今日はおかあさんと3人でドライブかな・・


昼過ぎ現れたのは姉妹とおばあちゃん。

カウンター席で2人に囲まれたおばあちゃん

は嬉しそうです。





こんな関係・・いいなぁ。

私もいつか孫にドライブに誘ってもらえるようなかわいい

おばあちゃんになろうと心に決めた日でした。







2015年3月27日金曜日

海の見える病院

仕事が終わった夕方、空を見上げると

飛行機雲が夕焼けに染まっているのが見えました。





3年前、夫のジョギング仲間のSさんにTさんとMさんを紹介していただいてから

ちょっと親しくさせていただいています。

今年で第4回目を迎える『東北被災地を忘れない400Mリレーマラソン』の主催者です。


失礼ながらおふたりは、普通に被災地に心を寄せていただいている方としか思っていなかった私は

今年の3月11日にTさんがルポルタージュした『海の見える病院』を手にすることになったのです。


石巻市立雄勝病院に勤務する方の3.11です。

命を守る病院でどんな理由があっても患者を死なせてはいけない、

入院患者を置いて逃げられない。

病職員もたくさん亡くなり、津波で流されながらも奇跡的に助かった方達は

それ故に今だに二重三重の苦しみを抱えているのです。


Tさんの文章はスっと体に入ってくるのに切なくて何度も中断せずにはいられませんでした。

語られなかった事実がありました。

おふたりがこれほどまでに被災地に心を寄せてくれる真実が書かれてありました。


是非たくさんの方にこの本を手に取って欲しいと願っています。




今年も4月11日をスタートに

TさんとMさんはたくさんの賛同者の方々と仙台を目指して走ります。


「3、11忘れない」の揃いのTシャツを着て。







2015年3月24日火曜日

行ったり、来たり・・・

先週までぽかぽか陽気が続き、

雪が日に日に、いいえ時間を追うごとに消えていくのがわかりました。


オオイヌノフグリ


水仙


ふきのとう



前のセントラルロードだってこのとおり。



ところが・・・・・

今朝起きてみますと、




こんなふうになっておりました。

せっかく芽を出した水仙も雪に隠れてしまっています。


かわいそうになり指で雪をかき分けてみたり・・。



しかし、こんな雪に負けている者達ではありませんが、

季節は行ったり来たりしながら、本物へと移っていくのでしょうね。

今週末はまた初夏のような陽気になりそうです。





2015年3月11日水曜日

2015中南米コーヒー探訪②~コーヒー栽培を支える人々

From Seed to Cup.

スペシャルティコーヒーにとって、とても大事な言葉です。

コーヒーの種からカップとして飲むコーヒーが出来上がるまで、その一つひとつの工程が大切であることを意味しています。

コーヒー豆の収穫
コーヒー栽培はそのひとつの過程です。そして、とても重要です。なぜならコーヒーの味のほとんどは生豆で決まってしまうからです

そのコーヒー栽培は、大勢の人に寄って支えられています。山間の急斜面にコーヒーの苗木を植え、肥料を与え、手で収穫する。その大変な作業は人力で行われます。




一日の作業を終えた収穫労働者

コスタリカの場合、中米の中では比較的裕福な国であるため、「ピッカー」と呼ばれる収穫労働者は自国内で調達することが困難です。

このため主なピッカーは北側に隣接するニカラグアや南側のパナマから入ってくる季節労働者たちとなります。

ニカラグアのピッカーはホンジェラスでも人気が高いため、コスタリカでは人集めが大変です。
















ニカラグアでバスを待つ人々

ニカラグアで収穫したコーヒーチェリーをドライミルに落とす人々
ニカラグアのドライミルで天日乾燥

コスタリカの収穫風景








籠にぎっしり























収穫は重労働です。

しかも赤や黄色などしっかり色づいた完熟チェリーをピックしないと、比重選別で水に浮き、はねられてしまいます。

折角収穫してもスペシャルティコーヒーの基準に満たないのです。


コスタリカのアフリカンベッドで天日乾燥


ですから熟練したピッカーの働きはとても重要です。

とくに収穫したチェリーを直接天日乾燥させるナチュラル製法では、乾燥させると緑のチェリーも黒くなるため、外からは判別できなくなります。

収穫する段階で完熟している実だけをピックすることが大事な作業になるのです。


ニカラグアのサンホセ農園


収穫してきた豆を計量~ニカラグア









銃は泥棒対策









最終的にはカッピングで判別されるコーヒーですが、品質の高いコーヒー、とくにナチュラルは、完熟したチェリーだけが集められることが、その優劣に大きく関わってきます。

美味しいコーヒーは有能なピッカーから。有能なピッカーにはそれなりの賃金を。

となれば、美味しいコーヒーが高くなるのもやむを得ないのかもしれません。

4年経って

年長さんだった子は5年生。中学2年生は大学生になる。

 昨年秋に見た南三陸はまだ、広大な空き地が広がったままだった。

 仙石線が復旧し、常磐自動車は全線開通したが、人は戻らない。戻れない。

 自分は、生かされた自分は何をしてきたか。何をやれたか。

 振り返ってみると、人前で言えるようなことは何もない。

 今日は、そんな自分を見つめ直す日なのだろう。

 そんな日を与えていただいたことに感謝したい。

 自分の足で走った、あの閖上の市場にはまだ行っていない。七ヶ浜のヨットハーバーにあったあのカフェにも。

 今度の休みには閖上に行ってみよう。七ケ宿のカフェにも。

 その地で、あの日のことを思い起こし、生かされたことに感謝し、改めて考え直してみたい。自分は何ができるか、と。