2015年3月27日金曜日

海の見える病院

仕事が終わった夕方、空を見上げると

飛行機雲が夕焼けに染まっているのが見えました。





3年前、夫のジョギング仲間のSさんにTさんとMさんを紹介していただいてから

ちょっと親しくさせていただいています。

今年で第4回目を迎える『東北被災地を忘れない400Mリレーマラソン』の主催者です。


失礼ながらおふたりは、普通に被災地に心を寄せていただいている方としか思っていなかった私は

今年の3月11日にTさんがルポルタージュした『海の見える病院』を手にすることになったのです。


石巻市立雄勝病院に勤務する方の3.11です。

命を守る病院でどんな理由があっても患者を死なせてはいけない、

入院患者を置いて逃げられない。

病職員もたくさん亡くなり、津波で流されながらも奇跡的に助かった方達は

それ故に今だに二重三重の苦しみを抱えているのです。


Tさんの文章はスっと体に入ってくるのに切なくて何度も中断せずにはいられませんでした。

語られなかった事実がありました。

おふたりがこれほどまでに被災地に心を寄せてくれる真実が書かれてありました。


是非たくさんの方にこの本を手に取って欲しいと願っています。




今年も4月11日をスタートに

TさんとMさんはたくさんの賛同者の方々と仙台を目指して走ります。


「3、11忘れない」の揃いのTシャツを着て。







5 件のコメント:

  1. ペコさんのブログの語りを拝見しただけでも、「海の見える病院」の内容が、とても大切な事が書いてあるのだなぁ~と、気付かされます。
    是非、拝読させて頂きたいと思いました。写真も、文章もさすがですねぇ!!

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  2. ☆ぺこさんへ
    おはようございます・・
    先日お借りしたこの本、おっしゃる通り一気には読めませんでしたが、なんとか最後まで読む事が出来ました・・・
    それで、読後バイクで現地に行ってきました。
    しかし・・・・・・・・・・・・何も無いんです・・・・本の事を想起する物が!
    嵩上げする工事の音だけがむなしく響くだけ、辺りは砂塵が舞い上がっています。
    震災前に何度か訪れた頃は、緑が綺麗で浜辺には洋風の洒落た建物が有り、病院も健在でした。
    ホントに小さな港町ですが、好きな所でした。
    ここに住んでいた方達は今どこで生活されているのでしょうか・・・あまりにも寂しい。
    この本の著者に、感謝です・・・知らなかった事を知らせてくれました。謝謝!
    飛行機雲が心を癒してくれます~

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  3. t-higahsikoujiさん
    写真も文章もhigashikoujiさんにはかないません(T_T)

    本、読んでみてください。
    higashikoujiさんは、私達とはまた違った視点からの感想を持たれるかもしれません。
    是非聞かせてくださいね。

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  4. LYNX✩さん
    被災地にいながら何もできない・・そんなことを思う日々ですが
    この本を読んでこういう方達がいたんだと知り、ご冥福をお祈りすることも
    『何か』をすることになるのかなと考えます。
    精一杯生きる・・   今生かされているものの務めですね。

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  5. LYNX✩さん
    被災地にいながら何もできない・・そんなことを思う日々ですが
    この本を読んでこういう方達がいたんだと知り、ご冥福をお祈りすることも
    『何か』をすることになるのかなと考えます。
    精一杯生きる・・   今生かされているものの務めですね。

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