2009年8月28日金曜日

襟裳は日高昆布の真っ盛り~北海道テントの旅11日目(白老泊)

北海道もあと3日。今日は一気に苫小牧近くまで行くことにする。
野営地は白老のポロト自然休養林にある、ふるさと2000年ポロトの森キャンプ場に決めた。

まずは襟裳岬。濃い霧の中、一気に南下する。左側の海岸でコンブを運んでいる風景が見られる。

襟裳岬は晴れていた。
ゼニガタアザラシを観察する女子高生がいる。肉眼では把握できない。

次いで西へ向かう。
優駿浪漫街道。競馬馬の産地なのだ。
道の両脇に長いコンブが干してある。
日高昆布だ。
キャンプ地用にトウモロコシやトマトを購入。コンブの香りがするという三石焼酎も購入。
コンビニでカレーを買って、社内で食事。

日高自動車道から道央自動車道。ゆとりを持ってキャンプ場着。
うれしいことに空いていた。

白老の生協でホタテを購入し、お決まりの温泉。今夜はキャンプ場と同じ公園内にあるポロト温泉。お湯は茶色。混んでいる。

夜、ホタテのバター焼きに三石焼酎。満足。


美味しい釧路、池田~北海道テントの旅10日目(帯広泊)

いつものようにお湯を沸かし、豆を挽き、コーヒーを淹れる。焼いたパンの朝食。おいしい。
が、こいつが失敗だったことを後で知る。
釧路は朝食抜きにすべきだった。

営業前の阿寒国際ツルセンターの隙間から、ツルを眺め、釧路駅を目指す。
釧路駅前の和商市場、というところに入る。
これはすごかった。なんてったって安い。まず様々な刺身をチョイスして、それをご飯にのせて、マイ丼を作ることができる。魚貝類も安い。目の色の黒い、間違いなく新鮮な魚が山盛りで1000円以下。持ち帰りたいが、まだ旅行は続く。
カミさんが、いつも野菜を送ってくれる人にカニの詰め合わせを送る。毛ガニ、タラバ、花咲の詰め合わせ、静岡までの送料込みで5400円。(翌日着いて、感謝していただいた)
朝食を済ませてきたため、刺身だけを食べる。
美味かった。
この和商市場の公衆電話から太平洋フェリーに電話。2日後、8月11日の苫小牧発仙台行のフェリーに空きがあるかどうかを確認。大部屋が空いていた。即決で予約。これで行き先は苫小牧と決まった。

次の目的地は帯広。帯広駅前の六華亭本店と日本で唯一の無加熱殺菌牛乳を作る想いやりファーム

途中、池田町の看板。池田町といえば、十勝ワインの町ではないか。昔よく、新宿伊勢丹の十勝ワインの立ち飲み屋に入ったものだ。
急きょ、池田町へ。ワイン城、というのを目指す。
食事をしようと、レストランへ。
すごく並んでいる。
しかし、並んで正解。
680円の「池田のランチ」。その豪華さに、美味しさに、度肝を抜かれた。
赤と白のワインも購入。

結果として、食べ過ぎ。六華亭本店のデザートは断念した。
帯広市街には入らず南下。中札内村の想いやりファームへ。
想いやりファームは日本で唯一、加熱処理をしていない牛乳を生産している。
牛乳は乳等省令という規則で定められているが、そのうち特に衛生管理が行き届いた牛乳を特別牛乳としている。生産しているところは日本で数社しかない。
中でも想いやりファームは加熱殺菌をしていないところなのだ。
ここは、今回の旅で行きたかったところの1つだった。
想いやりファームは小さな牧舎。なるほどきれい。子牛がいた。
ソフトクリームを食べ、180ccの牛乳を1瓶購入。
どちらもすっきりした味。濃いが、牛乳臭さはなかった。

探しに探して、野営地、ポロシリ自然公園オートキャンプ場発見。
ここは混んでいた。人がまばらだった今までのキャンプ場とは大違い。
テントサイトがほとんど開いてない。
人間の多い地域に戻ってきたことを思い知らされる。
テントも大きく、ほとんどが食卓を入れられるスクリーンタープを併設している。
旅行、というよりはキャンプを楽しみに来た家族連ればかり。
うるさいだろうなー。
一番奥に陣取る。

温泉は更別村老人保健福祉センター「福祉の里温泉」。
これも迷った。カーナビが当てにならないのにまともな地図もなく、行きと帰りに花畑牧場に遭遇した。
カーナビの通りに行ったら山奥に連れて行かれる。
霧は濃い。
道路標識を頼りに走ったら、なんとかキャンプ場に戻れた。

家族連れは意外に静かだった。

摩周、屈斜路、アブ怖い~北海道テントの旅9日目(釧路泊)

旅の折り返し地点は過ぎ、後は苫小牧(仙台行フェリー)か函館(青森行きフェリー)へ向かうのみ。

別海町は朝日が見えた。野付半島の向こうからのっそりと日が昇る。
太陽が顔を出す前、空が赤く染まりきれい。
太陽はまもなく雲の影に消えた。

南へ下って、北海道の最東端、納沙布岬に行くか、西の摩周湖にするか、迷った結果、摩周湖を選択。中春別、中標津、開陽台経由して裏摩周湖へ向かう。

中春別までの道ではシカに出会う。

裏摩周湖展望台。一般的な摩周湖の観光コースではない反対側。

摩周湖は霧に囲まれず、晴れていた。
ところが、大量のアブ。怖い。これから数日間、こいつにずっと悩まされる。
摩周湖は木に囲まれよく見えず。

この展望台を去り大分経ってから、裏摩周湖近くに透明度抜群の「神の子池」があったことを知る。
行かず、残念。

弟子屈の摩周温泉観光案内所で情報収集。
コンビニで弁当を買い、屈斜路湖へ。
間違って、屈斜路ウォータースポーツ交流公園に迷い込んだら、ここの事務所の方が親切。
「食事をするとこ、探してます」と話したら、「そこの木陰がいいですよ」
この公園はカヌーなどで湖を楽しむ人の施設らしい。

和琴温泉という露天風呂があることを知り、行ってみたら、きたない。加えて、人がぞろぞろ通る場所。
素っ裸で入る温泉ではない、ことを知る。

砂湯、という湖畔の砂を掘ると温かい場所を目指す。
無事到着。
ところが、アブが多い。とても車を出れない。
あきらめて、次の宿泊地である釧路近辺へ向かう。
途中、展望台から釧路湿原を眺める。

宿泊地は阿寒国際ツルセンター向かいの、あかんランド丹頂の里。
温泉は、徒歩5分の「赤いベレー」。なんでそういう名前なのか、考えてみたら、丹頂鶴の頭は赤かった。

テント張りはスピードアップして15分。

2009年8月27日木曜日

熊の湯はいい気持ち~北海道テントの旅8日目(別海泊)

羅臼のキャンプ場には今朝もシカの親子連れ。
晴れて気持ちがよい。
知床峠からは国後島の山がうっすらと見えた。
ところが、知床峠を越えた知床自然センターの辺りは曇っていた。

8時40分のバスでカムイワッカ湯の滝へ。温かいお湯の滝を登る。苔が生えず滑らない。とはいうものの、少しは怖い。

湯の滝の後は知床五湖。本当は5つの湖を見れるはずだが、三湖~五湖は熊が出たとかで、遊歩道が閉鎖されていた。したがって回れたのは一湖と二湖。曇っていたので羅臼岳も見えない。

羅臼のキャンプ場へ戻り、テントを畳む。後ろのテントのおじさんはまだ残る。「お先に失礼します」と挨拶したら、小さく手を振っていた。

このキャンプ場の楽しみだった露天風呂「熊の湯」に入らず、立ち去るわけにはいかない。
青空の下、「熊の湯」に入る。
予想以上にいい湯。晴れていて、日光が顔に暑い。そのままボーッとしていたい気分。
しかし、出かけないと次のキャンプ場までたどり着けない。

羅臼の街中で、ホッケ定食。美味い。あんまり美味かったから、魚やでホッケ、大ぶりのやつを買う。シマエビとカキも。

ゆるりと南下。海を左に標津へ向かう。ずっと国後が見えている。すぐ側の島。こんなに近いのに、行けない、とは。

標津の町を過ぎ、別海町の尾岱沼ふれあいキャンプ場着。今度は太平洋に面したキャンプ場。
それなりの金を払うが、ランドリー、ゴミ収集など設備も整っている。

温泉は尾岱沼シーサイドホテル。
毎日温泉に入り、体の調子も良い。

夜は昼に買った魚介類を焼く。ホッケは脂がジュージュー滴り落ち、野趣味満点。カキはふたを開け、醤油をたらして食べた。美味。

月が昇った。海に赤い光が反射した。

北海道3000Kテントの旅~地図



7/30(木) 仙台発 八戸~六ケ所村 大間泊

7/31(金) 大間~函館~長万部 小樽泊

8/1(土) 小樽~富良野 上富良野泊

8/2(日) 旭川~士別~羽幌 初山別泊

8/3(月) 初山別~稚内~宗谷岬 雄武泊

8/4(火) 紋別~網走~斜里~ウトロ 羅臼泊

8/5(水) 羅臼~ウトロ~知床岬 羅臼泊

8/6(木) 羅臼~知床五湖~標津 別海泊

8/7(金) 摩周湖~屈斜路湖 釧路泊

8/8(土) 釧路~池田 帯広泊

8/9(日) 帯広~襟裳岬~日高 白老泊

8/10(月) 登別 白老泊

8/11(火) 白老~支笏湖~札幌~苫小牧 フェリー泊

8/12(水) 仙台着


知床岬へ~北海道テント旅7日目(羅臼泊)

羅臼2日目の朝は爽やかだった。
森の中、この裏はすぐ、知床の大自然である。








テントの周りにエゾシカが来ている。
近づいても逃げない。
ここでは、人間よりエゾシカが多いのだ。






テントはそのままにし、ウトロへ戻る。
途中、知床峠で下車。
羅臼は晴れていたが、霧がかかり、羅臼岳は望めない。


オシンコシンの滝を見る。
観光バスで大勢の観光客。やはりキャンプ場とは違う。











普通の観光客は1000円ぐらいの美味しそうな弁当を買い、観光船乗り場側の有料駐車場に車を止める、と思うが、コンビニで300円の弁当を買い、道の駅に車を止め、観光船乗り場へ向かう。


船はいささか退屈。2時間ほどして、知床半島の先端、知床岬に出た。
知床はウトロから以北に人は済んでいない。
秋から冬にかけてのサケ漁で使う番屋があるだけ。
陸路もないから、知床岬には船でしかこれない。
ウトロまでの帰りは、船内で寝る。




午後は知床自然センターに車を止め、遊歩道を歩き、フレペの滝を見る。
この遊歩道はよかった。
晴れていて羅臼岳がくっきり見える。
花がきれい。
シカも多い。






羅臼への帰路。知床峠から羅臼岳の全容が見えた。









キャンプ場には早めに到着。らうす第一ホテルで入浴。
まだ明るく、露天風呂のお湯が心地よい。もう風が冷たい。

夜、真っ赤な月が見えた。

サロマ湖展望台にはキタキツネ~北海道テント旅6日目(羅臼泊)

のっそりとテントを出る。
晴れそうな気配。だが、東の空は雲がかかり、太陽が出たのか、夜明け前か、よく分からない。
オホーツク海から登る朝日を見れる折角の機会だったが、日の出の時刻も知らず、ぼんやりと夜が明けていた。

晴れてきた。
テントをたたみ、海側のベンチに移動。
稚内で買ったコーヒーを淹れる。お湯を注ぐとしっかり膨らむ。いい味だ。
こういうコーヒーを飲むと身が引き締まる。

今日はできるだけ知床寄りのキャンプ場を目指す。まずはサロマ湖。そして網走だ。

238号、オホーツクライン通りに曲がらず、サロマ湖への一本道を走る。
ひたすら真っすぐ。
そのどん詰まり。サロマ湖があった。潮が引き、船が船体をあらわにしている。
あまりきれいではない。

サロマ湖展望台というところを目指す。
この道でいいのかなー、という山道を登って行ったら、展望台の駐車場があった。
ここで子ギツネが2匹。キタキツネ、なんだろうたぶん。誰かが餌を与えたのか、人間から離れない。
見てると、バッタを捕まえたりしている。
ネコと一緒だ。
展望台へは歩いて登る。屋上に出ると、サロマ湖が一望できた。
広い。
下の国道の車から、T元幹事長の声が聞こえた。
ここが地元なんだ。

山を下り、道の駅で一服。網走へ向かう。
食事をして向かったのは、博物館網走監獄。網走番外地シリーズが大好きだった世代としては、どうしても見たいスポット。
なんと学割がきいた。
また、映画が見たくなる。帰ったら、借りよう。
その近所の北海道立北方民族博物館も見学。日本人より外人さんが多い。
中南米のコーヒーが北極を通って北欧に運ばれた、など、なかなか興味深い展示が多い。

知床はさすがに遠いので斜里町を目指す。
斜里町でキャンプ場を探すが、めぼしいのがない。
キャンプ場ガイドを見ながら検討した結果、知床、それも最奥といわれる羅臼のキャンプ場を目指すことにする。
キャンプ場に電話すると、6時まで受け付けする、という。

途中、ウトロで食材購入。ウトロから羅臼へは知床峠を越える山越え。
ウトロ側は晴れていたのに峠が近付くと濃い霧。山を下っても霧は晴れない。
6時前に着いた。
このキャンプ場は昨年、クマが出たため閉鎖された。
いたるところに「クマ注意」の看板。昨年の話も出ていた。夜中にゴミ捨て場付近に現れたらしい。
ちょっと緊張するが、奥の高台に陣取る。
テントを張り終えると、暗くなりかけていた。

近くの温泉、知床観光ホテルへ。
ここの温泉はすごかった。
なにがすごいって、その不気味さが。
フロントで金を払い廊下をずっと行った先がお風呂。
おじさんが1人、脱衣場で涼んでいた。
中に入ると、うす暗く、湯煙でほとんど見えない。
広い。奥行き20m、横幅40mぐらいはあるか。
その中に湯船は3つ。
なのに客は俺1人。夜だし、これは少しビビる。
それでも折角だからと、すべての湯船を堪能した。

外に出たら真っ暗。
キャンプ場では真っ暗な中、調理開始。
後ろのテントのおじさんはもうテントの中に入った。
静か。テントは、この静寂がいい。

知床にいるんだ。