震災の夜は、ロウソクと懐中電灯で夕食をとった。近所の生協で買ったお握りと惣菜。それなりにおいしかった。
親戚や友人に携帯から電話をかけるがつながらない。東京の子供たちとは何とか連絡がついた。
揺れは続いているが、真っ暗だし、布団に入る。ラジオで被害状況を伝えている。気仙沼では大火事が起きているようだ。
夜、前に勤めていた職場の同期からメールが入る。電話をかけるとつながった。仙台支社が困っているので、できれば翌日応援してほしい、発電機もある、という。
翌朝、仙台支社へ出かけた。信号はついてない。要となる交差点では警察官が交通整理している。ただし止まっているパトカーは「警視庁」だ。
途中、大きなガラスが割れていた。ビルの壁が落ちている。立ち入り禁止となっているホテルもある。
仙台支社が入っているビルは4階あたりの窓が割れて地上に落ちていた。
支社は8階。真っ暗な中、手探りで階段を登り始めた。
0 件のコメント:
コメントを投稿