2011年6月21日火曜日

夏の楽しみ

近所の山ではクワの実がたくさん実るようになりました。

手でちょっと触れて落ちてきたやつをボールで受けます。

これが甘い。クワの実って、もっと甘みが薄いようなイメージがあったけど、本当に甘いのです。

熟してるやつだけを手でちょっと触れて取ります。

それをヨーグルトに乗せたら、色合いもよく、とてもよいデザートにできあがりました。

鳥もたくさん来てるけど、クワの実は十分あります。

鳥が食べ、虫も食べ、人間もいただく。

クワの実に感謝です。

山では、黄色の木イチゴも実るようになりました。

春、そして夏の訪れが遅れていた、東北の山が生き生きとしています。

同時に雑草の伸びも早くて、1週間もすると様相が変わっています。

タンポポ畑だった庭は、白い花が咲きそろっています。これが秋になると、ヨモギ畑になるとか。

それだけ自然の力が強いということで、まずは感謝。

自然がくれた夏の恵に舌づつみを打つ、今日この頃です。

2011年6月10日金曜日

ブルーベリー着果

果実が日ごとに大きくなっています。

樹木の育成不足、落果や虫の食害・・・。いろいろあったけど、一応、収穫にはこぎつけそうです。

果実が大きくなってきたら追肥が必要だそうで、「セサミブルー」というブルーベリー専用の肥料を撒きました。

こいつを撒くため、木の根元の除草。木に傷つけるといけないから、草刈り機は使えないのです。仕方がないので、手で除草。スギナがびっちり生えていて大変。ついでにタンポポもむしったりして、指が痛くなりました。

2時間ほどかけて除草したのは、たったの二畝。およそ50本弱。ぐったり疲れて汗がびっしょり。除草剤を撒けば簡単だろうけど、無農薬を貫きたい。ついでに毛虫やシャクトリムシを駆除して、ほんと疲労困憊です。

それでも、草の上に座り込んで、こんな風に写真をとっているとホッとします。

春に選定しなかった枝はやっぱり内側にはびこってきたなー、来年は下の枝をもっと切った方がいいな、花芽を切らないと小粒になるみたい、等など思いを巡らせると、それはまた楽しい時間です。

よし、この畝が終わったら飯にしよう、とまたまた頑張りました。

2011年6月6日月曜日

強風の中の花~南蔵王縦走#3

屏風岳から先はガスが薄らいできて、尾根がはっきり見えた。

軽い気持ちで来たのに、本格的な縦走である。

車で上まで登っているので、疲れはあまりない。

簡単に尾根歩きを楽しめ、まるで“山歩きのいいとこ取り”である。

Sさんによると、今年は雪が多く、いつもより花が遅れている、という。

それでも高山植物が可憐に咲いていた。


山の尾根は強風が吹いていた。その風に負けずに、花を咲かせていた。


とくに屏風岳から南は花の種類が多く、これからはもっと見事になるらしい。



南屏風岳、そして不忘山を通り、白石スキー場まで歩いた。不忘山では、昭和20年3月に墜落したB29 の乗組員を弔う「不忘の碑」に手を合わせた。

午後4時10分下山。合計7時間の縦走は忘れ難い時間となった。

芝草平から屏風、縦走へ~南蔵王縦走#2

蔵王エコーラインの路肩に車を止め、登山道に入ったのは午前9時10分。天候は曇り。登山道にはまだ雪が相当残っている。

緩やかな登り、下りを繰り返す。尾根を歩いているはずだが、ガスがかかっていて下界は見えない。

2時間ほどで着いた芝草平は湿原地帯。まだ季節が早く、花は見られない。ここでお昼にして帰るか、屏風岳まで行くか、となった。

30分ほどで着くというので、屏風岳まで足を延ばすことになった。

「宮城県最高地点」という場所は、標識も何もなく、登山道の途中だった。そこを過ぎたところが屏風岳。ここでお昼を取ることにした。

いつも見ている「屏風」のてっぺんで食事。イメージしていたことが現実となった。視界が悪くとも、あの辺が七日原かな、と考えるだけで幸せである。

ガスが少し薄くなり、七日原の牧場らしきところが、薄っすらと見えた。右前方に山のシルエットが現れ、馬の神岳、水引入道とわかった。

お昼を食べながら、ここまできたら不忘まで行ったら、なんて話題が出てきた。最初はSさんがエコーラインまで戻って車を到着地点まで回す、と話していたが、道案内役の奥さんが不安だ、というので、奥さんが車を取りに行き、Sさんが案内してくれることになった。

「えっ、縦走」。予定になかったことなので、不安もよぎったが、行きたい、という気持ちが優った。

あこがれの屏風~南蔵王縦走#1

七日原から見上げる蔵王は屏風のような急峻な崖が広がるから「屏風」と呼ばれる。その頂点は屏風岳。1825m。宮城県の最高峰だ。

いつも「屏風」を望み、いつかはあの尾根を歩いてみたい。せめて、その近くの「芝草平」という湿原を見てみたい。

毎日そう思っていた。

その屏風岳を訪れる機会がひょんなことからやってきた。

走る仲間のSさんから電話がかかってきて、「明日そっち行って、一緒に山に行ってみようと思って」。軽~い電話だった。

翌夕、Sさん夫妻がやってきて、特段、翌日の山の話にはならず、その晩は帰ってしまった。「明日8時ごろ来ます」と。

Sさん夫妻は8時半ごろやってきた。

Sさんは長靴にジャージーという姿。上はランニング用の帽子とウインドブレーカー。その辺の畑まで散歩といういで立ちだ。

「ダウンとか持って行った方がいいですか?」

「んだね。山は着なくていいから、もう1枚持って行った方がいいね」

「芝草平」というところまで行くのかな。このときはまだ、そう思っていた。

2011年6月2日木曜日

解散すればいい!

今日午後、内閣不信任案の採決が行われる。

自民、公明、たちあがれ日本の3党が昨日、案を衆院議長に提出した。災害復旧が進まず、原発被害で避難を余儀なくされている人が大勢いる、こんなときに何をやっているのか。

菅直人でいい、なんて思っている有権者は少ないであろう。

しかし、今は首のすげ替えをやっているときではない。こんなときこそ、政治家は党派を超えて、力を合わせるべきだ。

なのにこの現状は何か。

みんなの党は賛成。共産、社民は棄権。小沢一郎、鳩山由紀夫は賛成。そのグループが加わると、案が可決されるかどうか、50:50ぐらいまで来ている。

可決されれば、内閣総辞職か、解散・総選挙となる。総辞職すれば、自民党は小沢グループと組み、民主党との大連立を組む、のか。谷垣総理誕生か。

それで復興は進展するか。自民党は、バラマキを主張する小沢一郎の意見を受け入れることができるのか。格付けが落ちている国債を増発して、さらに格付けを落としてもいいのか。

政治の混乱は収まらないだろう。

それより解散すればいい。被災地である岩手、宮城、福島の自治体は選挙どころではない。おそらく選挙は凍結。対象から外れる。

それでも選挙民の意見が国会に現れ、すっきりする。民主は負け、自民が票を伸ばすか。小沢チルドレンは、敗退するであろう。「民主党」に魅力がなくなっているのであるから。

選挙の時点における国民の意見が反映されることは間違いない。

解散しても、官僚は動く。国がなくなるわけではない。多額の税金が費やされるが、それで潤う人もいる。

だから、解散すればいい!