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台北・桃園国際空港1Fのコーヒー店 |
台湾のコーヒーを仕入れないかーそんな話をご近所の
慢瑤茶さんから聞いたのは去年の初夏の季節でした。メールや電話だと意思が伝わらないので行って直接交渉しましょう、と。
あの話はなくなっただろうなと思っていた12月末、台湾へ行かないか、とのお話。まだ継続していました。
結局、1月下旬。日曜日の夕方に仙台空港を発って関西空港で1泊。翌朝台湾に行き台北で2泊。また関空で1泊して木曜日に仙台へ。というツアーに参加することになりました。
目的は台湾産コーヒー豆の仕入。折角ですから、台湾のコーヒー事情もちょっとだけ探りました。
まず台湾の空港で見かけたコーヒー店。なかなかお洒落です。
などと思ったのは最初に空港に着いた時ぐらいで、台湾での滞在60時間程度でしたが、文字通り朝から夜中まで超多忙な3日間でした。
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Goodman Roaster |
初日。まず伺ったのは「
阿里山プロジェクト」という阿里山(台湾)産コーヒーを広める企画を展開している日本人・伊藤さんのお店、Goodman Roaster。台北市の北部、天母という高級住宅街の閑静な場所にありました。
この訪問には慢瑤茶さんが親しくしている日本人のミュージシャン、Mさんも同行してくれました。
続いて慢瑤茶さんが親しくしている台湾茶専門店へ。こちらでコーヒー栽培の先生をご紹介いただき、その指導を受けている農家さんを訪問する予定。訪問予定地の大体の場所は把握しているが、どこの農園かまではまだ不明。ともかく台湾茶専門店の方からコーヒーの先生に電話をかけていただき、翌日の待ち合わせ場所を大林駅と決めました。
在来線の大林駅は台北に住む人もまず行かない小さな駅のようです。
初日は深夜1時ぐらいまで動きまわりましたが、翌朝6時半の台北駅発新幹線で嘉義へ向かいました。この日も中国語に強いMさんが同行してくれたので、大助かりです。
コーヒーの先生に電話をかけると1時間ほど遅れるとのこと。時間があるので、駅前の市場をうろつき、小さなお店で小籠包などを頂きました。市場では豚肉の切り身が山積みされ、なかなか迫力があります。冷蔵庫はなく、Mさんによると、解体した肉を売り切ったらおしまい、とのことです。
ようやくコーヒーの先生に会え、車で案内してくれると思いきや、先生は白タクと交渉し始めました。
2台の白タクに分乗し、どこかわからない場所に向かいます。行き先は先生が指示しました。
この白タク。とても飛ばしました。“重”がかかります。運転手さんは袖から刺青がのぞいています。
着いた場所は嘉義県梅山郷公処。ここで農業課長に会い、公処長に挨拶。まったく予定していませんでしたが、正式な訪問のようです。何枚も集合写真を撮られ、梅山郷の特産物であるお茶のお土産までいただきました。汚い格好だったので、ジャケットぐらい着て来るべきだったろうか、と反省です
いよいよ農園へ向かうようです。だんだん山道に入っていきます。高度がどんどん上がり、ワクワク感が高まります。クワズイモやバナナ。亜熱帯の植物が目立ちます。だんだん茶畑が目立ってきました。