2009年12月17日木曜日

カニムシ

「栽培土壌マネジメント特論」という授業で、1週間前、林の土を採取した。
目的は土の中にいる虫を調べるため。
その土を網にのせ、3日後の月曜日、採取。アルコールに漬けプラスチックのケースに保管した。
その内容物を採取から1週間後の今日、顕微鏡で観察した。
中は、微小な虫の宝庫だった。
写真はカニムシ。他、左下にアブの幼虫。カニムシの右側の鋏の下にはトビムシ、右上にはダニ。多くの虫がいる。
驚きである。土の中に、これだけ形がはっきりした微小動物がいるのである。
写真は、うまく色が出ていないが、顕微鏡で見ると、結構、美しい。他に、ヒメミミズ、甲虫、などがいて見ていて飽きが来ない。
カニムシははっきりとした形状を成しているではないか。
大きさは1mmほどか。それでもしっかり存在している。
ダニも足があり、口があり、しっかり動物として生きている。
写真の対象物はアルコールで死んでしまっている。
が、土中では生きていたのだ。素晴らしい。

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