2012年10月10日水曜日

干しもの

さてこの写真に写っているのははなんだかおわかりでしょうか?



わかりますよね。 そうです「アケビ」です。

宮城県の人と言うか普通「アケビ」は中の実を食べますよね。 でも山形ではこの皮を食べるんで

すよ。

生で食べる時はこの皮の中に、甘味噌、お肉、きのこ等を入れてフライパンに油を敷き、じっくりと

柔らかくなるまで蒸し煮にします。

少し苦みがありますが、この苦みがおいしいのです。

そしてカラカラになるまで干し上げたアケビはお盆の時やおせち料理に使います。

昔、お盆にはご先祖様がアケビの船に乗ってやって来るというような事を聞いたことがあります。

アケビを水で戻したら、中にごぼう、にんじん、油揚げ、打ち豆等をいれて、干瓢で結びます。

あとは醤油や砂糖を入れてコトコトと煮ていきます。

亡くなった伯母がこのアケビを煮るのがとても上手で、おすそ分けをとても楽しみにしていました。

山形の人は、アケビだけではなく、茄子やカタクリ、青紫蘇など今話題の干し野菜を昔から作って

いたのではないかと思います。

あとは漬物のレベルが高いです。

雪国なので、保存食として色々考えたのでしょう。

今回はお向かいのおじいちゃんが、丁寧に育てたものを沢山持って来てくれたので、食べきれない

ものを干してみました。

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