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エスメラルダ農園のカッピング |
レストランで飲むコーヒーやスーパーなどで売られているコーヒーは通常、「レギュラーコーヒー」または「コマーシャルコーヒー」と呼ばれます。普通のコーヒーです。
デパートの地下などで「グアテマラSHB」「ブラジル・サントスNo2」「ハワイコナ・エクストラファンシー」など個別の名前が付いたコーヒーは「プレミアムコーヒー」と呼ばれ、高値で扱われています。
ジャマイカの「ブルーマウンテン」はその代表とも言える銘柄でしょう。高いけど、美味しいですね。
生豆は樽に入っており、高級感にあふれています。
高値と言えば、ジャコウネコがコーヒーの実を食べた糞から取り出した「コピ・ルアック」(ルアック=ジャコウネコ=のコピ=コーヒー=という意味)も貴重なコーヒーですね。
ではスペシャルティコーヒーとはー。
SCAA(アメリカスペシャルティコーヒー協会)はスペシャルティコーヒーの牽引力となった先駆者なのですが、SCAAでは特に定義を定めていません。情報交換を通じて素晴らしいコーヒーを育成することを信条としています。
SCAE(ヨーロッパスペシャリティコーヒー協会)は「From seed to cup」。消費者が手にするカップの美味しさが目標です。
日本のSCAJ(日本スペシャルティコーヒー協会)も消費者が満足できるコーヒーであることを条件としています。定義は少し長いので
こちらを御覧ください。
このスペシャルティコーヒーの世界では、美味しいコーヒーを求めて様々な取り組みをしています。
生産国で開催されるカップ・オブ・エクセレンスもその一つといえます。
カップ・オブ・エクセレンスは同一の基準で開催され、米国や日本など消費国の審査員が評価を下すため、信頼性が高く、カップ・オブ・エクセレンスで選ばれたコーヒー豆は高値で取引されています。
まさしく審査員が評価した保証付きの味です。
パナマの場合は、カップ・オブ・エクセレンスではなく、ベスト・オブ・パナマという同様の審査会が開催されています。
このベスト・オブ・パナマで、2004年から4年連続でトップに立ったのが、エスメラルダ農園のゲイシャ種、です。
ゲイシャはエチオピアが原産国ですが、このベスト・オブ・パナマから脚光を浴びるようになりました。
今では、スペシャルティコーヒーの歴史に残る事実として記録されています。