今年初めて、世界最大のコーヒー産出国、ブラジルでナチュラル(果実のまま乾燥)のみのカップ・オブ・エクセレンス(コーヒー審査会)が開かれました。そのカップ・オブ・エクセレンスで受賞したシッチオ・ベラ・ビスタ(Sitio Bela Vista)が入荷しました。
ブラジルのコーヒーの90%以上はナチュラルです。しかし、これまでのカップ・オブ・エクセレンスではウォッシュド(水洗)やパルプド・ナチュラル(外皮を除去して乾燥)の豆のみを対象にし、ナチュラルは除外されていました。ナチュラルは果実の香りが残る反面、腐敗臭が交じる危険があるためと思われます。
そのブラジルで今回初めて、ナチュラルのみを対象にしたカップ・オブ・エクセレンスが開かれたのです。コンペティション参加の豆は、昨年12月に選別が始まり、国内コンペティション、国際コンペティションと関門をくぐり抜け、3月にインターネットによる国際オークションが行われました。当店もこのオークションに参加しました。
そのカップ・オブ・エクセレンス受賞の豆がようやく日本に入荷。この蔵王に届けられました。
シッチオ・ベラ・ビスタは標高1260mに位置する27haの農園。環境に配慮した認証プログラムを導入し、フェアトレード認証のプロデュースも手がけています。適正な労働環境を保つため、従業員用宿舎の整備にも積極的だそうです。
今回の豆。鮮やかな酸味、優れたフレーバーに加えて、ナチュラル独特の果実の甘味を備えています。
自信を持って提供できます。
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